アベノミクスの影響で、住宅ローンの金利は空前絶後の低金利状態が続いていました。そのため、住宅ローンの借り換え市場は年々拡大しており、住宅ローンを借り換えることで数百万円の利益がでるケースも増えています。住宅ローンを借りたら、ただ漫然と返済を続けるのではなく、金利動向を適宜チェックして利益がでるようなら借り換えをすることが重要になっています。今後は徐々に金利は上昇していくと見られていますが、まだまだ低金利の状態は続き、銀行の借り換えローンを利用する人は増えていくと思われます。

銀行借り換えローンというと、ローンをより金利の低いものに借り換えをすることを言います。住宅ローンに限らず、カードローンなどでも銀行借り換えローンは存在しますが、ここでは住宅ローンに限って考えていきたいと思います。
銀行借り換えローンの審査は、おまとめローンのように限度額が上がるわけでもないので、それほど難しくはありません。年月が経過して、年収が上がったり、勤続年数が増えたりして、より有利になっていることも多いでしょう。前のローンの返済中に延滞をしてしまっている場合にはかなり難しくなってしまうので気をつけましょう。

銀行借り換えローンよりも売却をしたほうが利益が出る?

銀行借り換えローンよりも売却をしたほうが利益が出るかを検討する前に、住宅の売却方法について考えてみたいと思います。
住宅ローンを完済していない住宅には、抵当権が設定されています。そのため、いつでも自由に住宅を売却できるわけではありません。
住宅の売却方法の1つに、競売という方法があります。住宅ローンの返済が困難であると判断されると、金融機関は抵当権を実行して、不動産を競売にかけ、その売却額をローンの返済にあてます。競売になると、住宅が6割~8割程度の安値で売り叩かれてしまうことも多く、不動産の所有者はほとんどの場合損をします。さらに、競売で住宅が安く売り叩かれてしまうと、売却後もなお多額のローンが残ってしまうこともあります。これでは利益が出るどころではないので、自己破産をすることが決まっているなどの事情がない限りは、絶対に競売という方法は避けたほうがいいでしょう。
それでは通常の不動産売買の方法で売却をしたらいいと思うかもしれませんが、抵当権がついている不動産は、なかなか売れません。いつ抵当権が実行されて競売にかけられてしまうかもわからないような不動産を買う人はほとんどいないからです。そこで、任意売却という方法を検討することになります。